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勉強がわからないと泣く小学生・中学生の正しい対処法3選

勉強がわからないと泣く小学生・中学生の正しい対処法3選

結論から書くと…

  • 泣く原因は「基礎学力のギャップ」「親のプレッシャー」「環境変化」の3つ
  • 泣いている子を無理に続けさせるより、まず気持ちを受け止めて休ませる
  • 塾や家庭教師は「親子関係が壊れかけているとき」に検討する有効な手段

勉強がわからないと泣く小学生の姿を前に、どう声をかけていいかわからなくなったことはありませんか。

私にもあります。正直、我が子が問題集を前にしてぼろぼろと泣き出したとき、「なんでこんな問題で……」と内心イライラしてしまった経験が、一度や二度ではありませんでした。

この記事では、子どもが泣いてしまう原因から、家庭でできる具体的な対処法、さらには塾や講師を頼るべきかどうかの判断基準まで、まとめてお伝えします。

読み終えるころには、もやもやした気持ちが少し晴れると思いますよ。

勉強がわからないと泣く小学生や中学生~その原因と背景

勉強がわからないと泣く小学生や中学生~その原因と背景

「うちの子、ちょっとわからない問題が出ただけで大泣きするんだけど……これって普通なの?」と感じているあなた、安心してください。

同じ悩みを抱える親御さんは、全国にたくさんいます。

子どもが勉強で泣いてしまう原因は、大きく3つに分けられます。

  1. 問題が分からないことによるパニックと強いストレス
  2. 親子の密接な関係が引き起こす感情的な衝突
  3. 小4の壁や中学受験など、環境変化に伴う不安

それぞれ、もう少し詳しく見ていきましょう。

原因1|問題が分からないことによるパニックと強いストレス

基礎学力の不足がもたらす~授業の理解度低下

子どもが泣いてしまうもっとも多い原因は、学校で習っている内容と、お子さんが実際に理解できているレベルとの間にギャップが生じていること。

つまり、「習ったはずなのに、わかっていない単元がある」という状態です。

たとえば、算数の「わり算の筆算」がわからないまま放置されると、次の「分数」も「小数の計算」も、すべてがあやふやになっていきます。

知識を積み上げるタイプの教科は、土台が崩れると上の階も一緒に崩れるビルのようなもの。

気がついたときには、どこからわからなくなったのかすら本人も把握できていない、という状況になってしまいます。

これは特に算数・数学・英語で顕著に見られます。

ちょっと待って、じゃあ今の授業の内容だけ教えても意味がないってこと?

そうなんです。

表面的な「今日の宿題」をなんとかこなすだけでは、根本的な解決にはならないんですよね。

「どこでつまずいたのか」を探るところから始めることが、実は近道だったりします。

宿題のレベルが合っていない~過度な負荷の可能性

もうひとつ見落とされがちな原因が、宿題の難易度がお子さんの実力とかみ合っていないケース。

宿題が「ちょっと頑張ればできる」レベルを超えて、「まったく歯が立たない」レベルになっていると、子どもは達成感を得るどころか、毎日自己否定を積み重ねていくことになります。

やる気の問題でも、性格の問題でもありません。

単純に「負荷が重すぎる」ことが原因なのです。

学習サポーターはねだ
学習サポーターはねだ
宿題の量や難易度は、担任の先生に相談すると調整してもらえる場合もありますよ。まず一度、連絡してみることをおすすめします。

また、部活や習い事で体力を使い切ったあとに、難しい宿題をこなそうとしても、そもそも脳が動ける状態にありません。

「勉強の仕方がわからない」という問題も、実はここに重なっていることが多いです。

原因2|親子の密接な関係が引き起こす感情的な衝突

保護者の過度な期待が子供のプレッシャーになる理由

子どもを思えばこそ、つい「もっとできるはずでしょ!」と口から出てしまう。

私も経験があるので、気持ちはよくわかります。

ただ、頭ごなしに「勉強しなさい!」と叱ったり、テストの点数だけで良し悪しを判断していると、子どもの心は少しずつ疲弊していきます。

「わからない」と口にすることすら怖くなって、ぐずぐず机の前に座ったまま時間だけが過ぎていく……。

そういう状態になっている子どもを追い詰めると、やがて「自分には勉強の才能がない」という思い込みが固まってしまうこともあります。

放置すると「自分は勉強ができない」というレッテルを子ども自身に貼らせてしまい、勉強に対するトラウマのような心の傷が残るリスクがあります。

これは、さすがに避けたい。

答えを急かす指導が自己肯定感を奪うリスク

「早く!」「なんでわからないの!」と答えを急かすと、子どもは焦りでパニックになり、ますます思考が停止します。

自己肯定感(自分はできる、大丈夫だという感覚)が安定している子は、失敗しても「次はこうしよう」と立て直せます。

しかし自己肯定感が低い状態では、「また間違えた=自分はダメな人間だ」という思考に一直線につながってしまいます。

自己肯定感の状態 失敗したときの反応 ストレス耐性
高い 「失敗から学べる」と前向きに受け止める 高め
低い 「自分はダメだ」と自己否定に陥る 低め

答えを急かす指導が続くと、子どもの自己肯定感は静かに、でも確実に削られていきます。

これはまるで、毎日少しずつ空気が抜けていく風船のようなもの。

気がついたときには、もうぺちゃんこになっていた、ということになりかねません。

そんなつもりじゃなかったんだけど、知らないうちに子どもを追い詰めていたのかもしれない……

私も同じことを感じた時期がありました。

「厳しく指導するのが愛情」と思っていた部分もあったけれど、子どもにとってはプレッシャーでしかなかったのかもしれない、と今は少し反省しています。

原因3|小4の壁や中学受験など環境変化に伴う不安

学習内容の高度化による~苦手意識の芽生え

小学4年生は、学習難易度がグッと上がる転換点です。

算数では「分数・小数」「わり算の筆算」「面積の計算」といった抽象的な概念が登場し、理科や社会でも「仕組みの理解」が求められるようになります。

これが、いわゆる「小4の壁」と呼ばれる現象。

それまでは「丸つけをして終わり」だった親のサポートも、4年生になると親が付きっきりで教える必要が出てきて、お互いにピリピリしてしまうことが増えます。

担任の先生が変わったタイミングで急に泣くようになった場合は、先生との関係性が要因になっている可能性も否定できません。

「勉強が難しくなった」という単純な理由ではなく、「環境が変わった不安」が泣くという行動に出ているケースもあるのです。

スケジュール管理の難しさと疲労の蓄積

習い事、クラブ活動、学校行事……子どもの毎日は意外とバタバタしています。

毎日決まった時間に机に向かう習慣がないまま「さあ勉強しなさい」と言っても、脳も体もまだ切り替わっていません。

また、近年は学習のつまずきの背景に発達障害(学習障害・注意欠如多動性障害など)の特性が関係しているケースも注目されています。

発達障害の種類 主な特性 学習への影響
学習障害(LD) 「読む」「書く」「計算する」などの特定の能力に困難 特定の教科でつまずきやすい

注意欠如/

多動性障害(ADHD)

不注意・多動性・衝動性 長時間の着席や集中を続けることが難しい

こうした特性は個人差が大きく、専門家による評価なしに一般論だけで判断するのは禁物です。

「うちの子はもしかして……」と心配な場合は、かかりつけの小児科や学校のスクールカウンセラーに相談することをおすすめします。

勉強で泣く子どもへの具体的な対処法~家庭学習のやり方と環境整備

勉強で泣く子どもへの具体的な対処法~家庭学習のやり方と環境整備

「わかった、原因はなんとなく理解できた。じゃあ、具体的にどうすればいいの?」という声が聞こえてきそうです。

家庭で今日からできる対処法を3つにまとめました。

  1. お子さんのレベルに合わせた教材選びと目標設定
  2. 親が教える際の効果的なアドバイスと感情のコントロール
  3. 学習習慣の定着を目的とした時間の使い方

対策1|お子さんのレベルに合わせた教材選びと目標設定

無理のない学習計画による~集中力アップの方法

泣いている子どもへの対処として、まず最初にやるべきことがあります。

それは「なぜ泣いているかを明確にすること」。

泣いている理由 具体的な対処
やりたくない その気持ちをまず聞く
解けなくて悔しい 気持ちを認めた上で一緒に考える
疲れ果てている まず休ませる
まったく別の理由がある ゆっくりさせて、後で話を聞く

泣いている子どもを無理に続けさせると、勉強そのものへの嫌悪感を植え付けるリスクがあります。

1日の学習量より「勉強を続けられる状態を保つこと」の方が長期的にはずっと重要です。

教材はお子さんが「少し頑張ればできる」と感じるレベルのものを選ぶのが鉄則。

たとえば、小4で分数でつまずいているなら、小3の「かけ算・わり算の復習」に立ち戻る教材から始めるのが効果的です。

遊びやゲームの要素を取り入れた~興味の喚起

癇癪(かんしゃく=感情が爆発して泣き叫んだり暴れたりする状態)が出てしまったとき、ある先生が実践している方法が興味深いです。

「この紙なら、グシャグシャにしても、ビリビリに破いてもいいよ」と笑顔で言いながら、一枚の紙を渡す。

すると子どもは自分で紙を丸めて、ちぎって、気持ちを発散できる。そのあとに「落ち着けたね、すごい」と褒める。

これだけで、勉強の時間が「怒られる時間」から「褒められる時間」に変わっていきます。

勉強を始めたことを褒める。丁寧に書いた文字を褒める。途中までしかできなかった日も、やったことを褒める。

この積み重ねが、親子の信頼関係をじわじわと育てていきます。

対策2|親が教える際の効果的なアドバイスと感情のコントロール

叱らずに見守る姿勢が学習意欲を高める意味

親が教えていると、どうしても感情的になってしまいますよね。

そういうときに使ってほしい「魔法の3質問」があります。

  1. 「何を聞かれているの?(問題は何を求めているの?)」
  2. 「わかっていることは何かな?」
  3. 「最後に何の答えが出たらいい?」

答えを直接教えるのではなく、考え方を言葉にさせる誘導。

これだけで止まっていた脳が動き出すことがあります。

また、言葉遣いも少し意識してみてください。

NG表現 OK表現
「なんでできないの?」 「どこまでわかってる?」
「早くしなさい!」 「どのくらい時間かかりそう?」
「こんな問題もわからないの?」 「どこで詰まってるの?一緒に見てみようか」

「なんで」で始まる言葉は、無意識に人を責めます。

「どこ」「どのくらい」など、5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・なぜ・どのように)で始まる言葉に変えるだけで、会話のトーンがガラッと変わります。

学習サポーターはねだ
学習サポーターはねだ
「なんでできないの」は私もよく言ってしまっていました。言い換えを意識するだけで、子どもの反応が変わってきますよ。

正解よりもプロセスを褒める~成長を促すアプローチ

「うちの子、めちゃくちゃできないんだなぁ」と感じてしまう瞬間、ありませんか。

でも、視点を少し変えてみてください。

泣きながらでも机に向かっている子は、「伸びたい」という気持ちが強い子です。

本当に心配なのは、静かに宿題をやらなくなってしまった子。

泣くこと=やる気がない、ではありません。むしろ逆です。

褒めるポイント 具体的な声かけ例
勉強を始めたこと 「今日も机に向かえたね!」
丁寧に書いた文字 「この文字、すごくきれいに書けてるね」
途中まででもやったこと 「ここまでできた。十分だよ」

結果ではなく、プロセスを見る。

「あー、うちの子できないんだなぁ」ではなく、「あー、うちの子伸びたいんだなぁ」と思って観察してみる。

その視点の転換だけで、子どもへの声かけが自然と変わっていきます。

対策3|学習習慣の定着を目的とした時間の使い方

短時間で区切る学習がストレス軽減に繋がる理由

「毎日30分は勉強させよう」と決めても、最初からハードルを高くすると長続きしません。

まずは「5分だけ」から始めるのが現実的です。

時間帯別の学習の組み方の目安を示すと、こんな感じになります。

時間帯 おすすめの学習内容 目安の時間
朝(登校前) 計算・漢字など頭を使う理系科目 10〜15分
帰宅後すぐ まず30分休憩してからスタート
夕食前 宿題・復習 1〜2時間
土日 苦手科目の補強・予習 平日より2〜3時間多め

テレビやゲーム機が視界に入る場所で勉強させても、集中は続きません。

勉強に必要なものだけが置かれた、静かな環境を整えることが保護者にできる大事なサポートのひとつです。

習い事とのバランスを見直す~生活リズムの改善

週5日習い事がある子に、毎日2時間の勉強を求めるのは現実的ではありません。

「今日はどうしてほしい?」と直接子どもに聞いてみることが、意外と効果的です。

子どもは日によって「そっとしておいてほしい日」と「そばで応援してほしい日」があります。

それを親が決めつけずに本人に確認することで、無駄な衝突が減ります。

習い事を減らすのは正直ためらうけど、子どもの様子を見ながら一度見直した方がいいのかな……

とはいえ、いきなり全部やめる必要はありません。

「今学期は週2回に減らして様子を見る」という小さな調整から始めるだけでも、子どもの余裕が違ってきます。

勉強で泣くお子さんを塾や家庭教師に任せるべきか?

勉強で泣くお子さんを塾や家庭教師に任せるべきか?

「もう自分で教えるのは限界かもしれない」と感じているあなたへ。

塾や家庭教師などの外部指導を頼ることには、メリットもあればデメリットもあります。

以下の3つの視点から、バランスよく整理します。

  1. 第三者の指導がもたらす親子関係の修復と成績向上
  2. 環境変化が子供に与える勉強嫌いになるリスク
  3. 最適な選択をするための受験を見据えた判断基準

第三者の指導がもたらす親子関係の修復と成績向上

プロの先生による客観的な評価と的確な対策のメリット

親が教えると、どうしても感情が入ります。

「なんでこんな問題が……」という気持ちを完全に消すのは、難しいですよね。

その点、プロの先生は感情なく客観的に「どこで詰まっているか」を見極められます。

先生に相談すると、気づいていなかった視点や今すぐ実行できる工夫が見つかります。その発見はお子さんとも必ず共有してください。

また、オンライン家庭教師のような形態であれば、部活や習い事で忙しい子でも自分のペースで受講できます。

家庭内のイライラが減少し精神的安定を得る効果

外部の先生に任せることで、家庭から「勉強の場」というプレッシャーが消えます。

すると、夕食の場が「今日の勉強どうだった?」という尋問の場ではなく、純粋に家族の会話ができる場に戻ります。

これは親子双方にとって、精神的な安定を取り戻す大きなきっかけになります。

「親が教える」という役割を手放すことは、逃げではなく、合理的な判断です。

環境変化が子供に与える勉強嫌いになるリスク

塾のスピードについていけず~さらにプレッシャーになる懸念

ただ、外部指導にリスクがないわけではありません。

集団塾の場合、授業のスピードについていけないと、かえって「自分はできない」という気持ちが強まることがあります。

一度「自分はできない」と思い込んでしまうと、その意欲が諦めに転じてしまいやすく、「自分には能力がない」という思い込みが固定化するリスクがあります。

塾に行かせたのに、家でより泣くようになった……というケースが起きる理由のひとつです。

他の生徒との成績比較が学校での劣等感を生む可能性

集団塾では、テストの結果や模試の偏差値(学力の相対的な位置を示す数値)が数字で出ます。

周囲との比較が可視化されるため、もともと自己肯定感が低めのお子さんには逆効果になることも。

「塾に通い始めてから、さらに自信をなくした」という話は、残念ながらよく聞きます。

個別指導塾やマンツーマンの家庭教師の方が、比較されるストレスが少なく、合っている子もいます。

理由3|最適な選択をするための~受験を見据えた判断基準

本人の意志を尊重した~塾選びと体験授業の活用

塾を選ぶときは、必ず体験授業を受けさせてください。

1〜2時間の体験だけでも、「この先生となら頑張れそう」「この雰囲気は合わない」という感覚が子ども自身に生まれます。

大前提として、本人が「行きたい」と思える塾でなければ長続きしません。

中学受験を視野に入れている場合も、「親が行かせたい」と「子どもが行きたい」は別物です。

「どうしてもこの学校に入りたい」という本人の強い意志があってはじめて、受験という選択肢は意味を持ちます。

家庭学習と外部指導の~適切なハイブリッド型の模索

最近注目されているのが、対面授業とオンライン授業を組み合わせたハイブリッド型の指導スタイル。

たとえば、平日はオンラインで20分の個別指導を受けて、週末だけ対面で演習する、という形が増えています。

学習形態 メリット デメリット
集団塾 ・競争心が生まれやすい
・費用が個別より安め
・スピードについていけないリスク
・比較されるストレス
個別指導塾 ・お子さんのペースに合わせられる
・苦手に集中して取り組める
・費用が高め
・先生との相性に左右される
オンライン家庭教師 ・時間・場所の自由度が高い
・移動が不要
・集中しにくい環境だと効果が薄い

「どれが正解」ではなく、お子さんの性格・生活スタイル・目標に合ったものを選ぶ視点が大切です。

勉強がわからなくて泣く小学生・中学生に関するQ&A

ここからは、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。

Q. 泣きながら宿題をする子はゲームや遊びを先にさせるべきですか?

A. 一概にNOとは言えません。まず「なぜ泣いているか」を確認することが先決です。

「疲れ果てている」なら休ませることが正解で、ゲームや遊びが気分転換になる場合もあります。

ただし、「やりたくない気持ちの回避」として毎回ゲームを先にするのが習慣化すると、宿題への心理的ハードルがどんどん上がっていく可能性があります。

「今日はどうしてほしい?」と子どもに直接聞いてみることが、もっとも効果的です。

Q. 勉強中に泣く回数が増えてきたら、学校の先生に相談すべきですか?

A. 相談すべきです。特に「担任が変わってから始まった」場合は早めに動いてください。

先生に相談することで、家庭では気づけなかった視点が得られることがあります。

「学校での様子」「授業中の理解度」「友人関係」など、親だけでは把握しにくい情報が出てくることも。

相談した内容は、必ずお子さんとも共有してください。

Q. 小4になってから急に泣くようになったのは学習内容のレベルが原因ですか?

A. その可能性は高いです。「小4の壁」は多くの子どもに訪れます。

小4では分数・小数・面積など、抽象的な概念が一気に増えます。

それまで「丸つけして終わり」だった宿題が、急に「考えないと解けない問題」に変わるため、つまずく子が増える時期です。

ただし、癇癪を起こすほど激しく泣く場合は、勉強の難しさだけでなく、他にもストレスの原因がある可能性があります。

Q. 勉強で泣く子に「頑張れ」と言うのは逆効果になりますか?

A. 逆効果になる場合があります。すでに限界に近い子どもには、励ましがプレッシャーになります。

「頑張れ」「もう少しだから」という言葉は、余力がある子には有効です。

ドキドキしながら泣いている子に対しては、「まず落ち着こうか」と伝えて、気持ちが安定するのを待つ方が得策です。

「めんどくさいのに頑張ったね」というような、子どもの気持ちに寄り添った言葉の方が、子どもには届きます。

Q. 親が教えるとどうしても感情的になってしまう場合、どうすればいいですか?

A. 第三者(塾・家庭教師)に任せることを検討してください。

「答えを教えないで、考え方を言葉にさせる3質問」を試してみることも有効です。

「何を聞かれているの?」「わかっていることは?」「何の答えが出ればいい?」という問いかけで、子どもの思考を誘導できます。

「なんでできないの?」という責める言葉を、「どこまでわかってる?」という確認の言葉に変えるだけでも、会話の雰囲気はがらりと変わります。

Q. 泣くほど算数が嫌いな子でも中学受験に挑戦させてもいいですか?

A. 本人の意志を最優先に考えてください。

「どうしてもその学校に入りたい」という強い目標が本人にある場合は、検討の余地があります。

ただ、現時点で「分からない」と泣き出してしまうほど苦手意識があるなら、まず「わかる」「できる」という体験を積ませることが最優先です。

その土台なしに受験勉強に突入すると、勉強嫌いが加速するだけになりかねません。

Q. 子どもが泣いているのに勉強を続けさせるのは虐待にあたりますか?

A. 虐待とは言えませんが、学習上の意味はほぼありません。

泣いている状態では、脳は正常に機能していません。

その状態で問題を解いても何も定着しない、というのが現実です。

休ませることは逃げではなく、合理的な判断です。まず落ち着くまで待ちましょう。

Q. 勉強中に泣く子は将来的に学力がアップする可能性はありますか?

A. 十分にあります。むしろ泣く子ほど伸びしろがあると言えます。

泣くということは、「できるようになりたい」という気持ちがある証拠。

本当に心配なのは、静かに宿題をやらなくなってしまった子です。

「泣く→やる気がない→将来が不安」という思考は誤解です。正しくは「泣く→伸びたい気持ちが強い→適切なサポートがあれば伸びる」です。

Q. 習い事が多くて宿題の時間が取れない場合、どう優先順位をつければいいですか?

A. まず子ども本人に「どうしたい?」と聞いてみてください。

「今週は水曜だけ塾の日を休んで宿題に集中する」といった小さな調整から始めると、無理なく改善できます。

習い事と学習のバランスを見直すことを「もったいない」と感じる気持ちはわかりますが、消耗しきった状態で続けても、どちらも身に入りません。

Q. 泣くほど勉強が嫌いな子に集中力を高める方法はありますか?

A. まず「わかる・できる」という体験を作ることが最優先です。

「解き方の手順を見せて真似させる」という方法が有効です。

たとえば、足し算の文章題なら「まず何が聞かれているかに線を引く→数字に○をつける→式を書く」という手順を紙に書いて見せて、子どもに同じようにやらせる。

「できた!」という体験が1回でもあれば、勉強へのイメージは少しずつ変わり始めます。

Q. 教材を変えるだけで、泣かなくなることはありますか?

A. あります。レベルが合っていない教材が原因の場合、変えただけで劇的に改善することがあります。

現在のお子さんの学年より1〜2学年下の教材に戻して、「これ、全部できた!」という成功体験を積ませる。

見直しをするときは、間違いを赤ペンで直させるのではなく、鉛筆で書き直してOKにすることで、「自分で気づいて直せた」という体験が生まれます。

Q. 中学生になっても勉強で泣く場合、小学生のころと原因は違いますか?

A. 根本的な原因は似ていますが、ストレスの種類が変わります。

原因の種類 小学生の場合 中学生の場合
勉強ができなくて悔しい あり あり
勉強の仕方がわからない あり あり
極度のストレスの原因 親のプレッシャー・周囲との比較 進学・受験・スマホの誘惑・反抗期

中学生の場合、反抗期が重なることで「泣く」という表現ではなく、「黙る」「部屋に閉じこもる」という形でストレスが出ることも増えます。

対処の基本は同じですが、中学生には「本人の意見を尊重しながら一緒に考える」姿勢がより重要になります。

Q. 子どもが泣きながら「もう無理」と言ったとき、どう答えればいいですか?

A. まず「そうか、無理だったか」と受け止めて、落ち着くまで待ってください。

「どこがわからないか教えて」と聞くのは、落ち着いてからで十分です。

落ち着いたら、今詰まっている問題より少し簡単な問題から始めて、「できた」という感覚を取り戻させてあげてください。

「さっとやったら早かったでしょ?」という言葉より、「めんどくさいのに頑張ったね」の一言の方が、子どもの心にはずっと届きます。

学習サポーターはねだ
学習サポーターはねだ
「もう無理」という言葉は、SOS のサインです。その言葉を否定せず、まずしっかり受け取ってあげることが、次の一歩につながります。

【まとめ】泣いている子の気持ちを受け止めることが、勉強嫌いを防ぐ第一歩!

  • 泣く原因は「基礎学力のギャップ」「親のプレッシャー」「環境変化」の3つに集約される
  • 泣いている子を無理に続けさせることに学習効果はなく、まず休ませることが合理的な判断
  • 「なんでできないの?」を「どこまでわかってる?」に変えるだけで会話の質が変わる
  • 塾や家庭教師は万能ではなく、お子さんの性格と現状に合った形を選ぶことが重要
  • 泣く子はやる気がある証拠。静かに宿題をやらなくなった子の方が要注意
最後に管理人のひとこと
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うちの子が勉強がわからないと泣くのを初めて見たとき、私は正直どうしていいかわかりませんでした。「これくらいできるはずでしょ」って思ってしまって、余計に追い詰めてしまったこともあります。今考えると、あのときの私は最悪だったな、と。でも、「泣くのはやる気の裏返し」「まず気持ちを受け止めることが先」ということを知ってから、ずいぶん気持ちが楽になりました。子どもが泣いていると、親もパニックになりますよね。でも、焦らなくていいです。「どこがわからない?」って、落ち着いてから聞けばいい。それだけで十分です。

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